海より生まれたインド出身の幸福と美の女神。
インド名はラクシュミー、別名功徳天と言われ、一切の災いを転じて吉祥とする福徳自在の功徳を持つ。
その優しさで多くの人々を助け、無量の功徳であらゆる衆生に福を与える。
一乗山吉祥院久松寺は、本尊大日如来を安置せる。真言宗智山派に属する密門の寺院なり。
草創は応永年間、開基は頼源法印、その後、慶長7年(1602)宝樹房行盛法印の中興との寺伝あり。
累代八王子市日吉町に所在せるも、享保15年4月と明治22年冬の火災、更には昭和20年8月2日、八王子市全土に及ぶ大空襲の火災等、度重なる災害に寺門振わず、昭和20年8月15日、平和克復の日を迎え、昭和中興第一世義晃僧正壇信徒に謀り、寺門を挙げて現在地に移転せるものなり。
以来、昭和29年仮本堂及び庫裡を新築32年勢至堂建立、40年鎮守社勤請、44年鐘楼と梵鐘を築造、46年5月現本堂を落慶し、更には53年庫裡の再建等々、新寺域を徐々に整備して今日に至る。
ここ長房の寺領は、多摩御陵、武蔵野陵に近く、又高尾山や丹沢の山脈も指呼の間にあり、万葉の古歌にも詠まれた多摩の横山を眼下にする丘上にあり、寺門小なりと雖も気宇壮大にして清浄心喚起の妙好地というべきなり。
八王子七福神巡り(1月)
お稲荷祭(3月)
春秋彼岸
施餓鬼会(7月)
二十三夜堂勢至菩薩祈祷会(11月)
除夜の鐘
呆無観音縁日:毎月23日
© 2024 八王子七福神めぐり.